モリシゲ ブログ

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人形のモリシゲ

平安春峰(花火コーディネーター)

噴出し花火 豆戦車VSタイガー戦車ついに激突(最終編)

豆戦車(タンク烟花)燃焼時間約27秒(火約使用火薬量3g)のユニークな噴出し花火!

               VS

タイガー戦車(タイガータンク)燃焼時間約22秒(火約使用火薬量4g)のアクション噴出し花火!

私は数年前にブラッド・ピット主演の「フューリー」という映画を見ました。

シャーマン戦車とタイガー戦車の戦いを描いたものです。

映画の中で当時世界最強のドイツのタイガー戦車にアメリカのシャーマン戦車が挑む場面がありました。

タイガー戦車の唯一の弱点は、後方のエンジン部分であったようです。

多くのシャーマン戦車が大破しながらも、弱点を狙い、一台のタイガー戦車を大破させる場面でした。

今回、あえて映画の場面を意識してタイガー戦車を後ろ向きに配置しました。

豆戦車の砲塔が、タイガー戦車の弱点であるエンジンルームを狙っている映画と同じシナリオです。

しかしながら、タイガー戦車の砲塔は後ろに回転し、豆戦車を攻撃できる緊迫感ある場面にしました。

この状態から対戦が始まりました。

自然着火後、タイガー戦車の砲塔から火花が激しく噴出します。

しばらく砲塔が回転しなかったので心配しましたが強烈な勢いで回転・・・砲塔から噴煙をまき散らし、火花の砲弾を発射します。

豆戦車が燃え上がるのではないかと思われる火花の激しさです。

しかし、タイガー戦車の火花が終焉した後、煙の中から豆戦車の勇姿が現れます。

さらにしばらく砲塔頭上から噴煙と炎を立ち上げる健在ぶりでした。

豆戦車とタイガー戦車の激突は想像以上に迫力あるエンターテインメントでした。

噴出し花火 豆戦車VSタイガー戦車(燃焼時間約25秒)

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大戦後の豆戦車とタイガー戦車のその後は・・・

豆戦車とタイガータンクは何処で制作されどのような経路で私の元までやって来たのか?

中国大陸から海を渡って・・・

両戦車が激突するまでにはどれだけの時を超えて来たことか。

そして約25秒間・・・

両戦車はまるで動力を備えた機械が内部に組み込まれているように噴煙を上げ、火花を噴出し、回転し、音を放つ。

そして約25秒間のパフォーマンス見せて役割を終える。

この潔さこそ、花火を見るものを魅了し、愛され続けている要因ではないでしょうか。

幸運にも紙戦車の造形がそれなりなので・・・

今はミニチュアの仲間たちの戸棚に静かに並んでいます。