• 雛人形

人形のモリシゲ

平安春峰(ドールコーディネーター)

雛人形のスタイル「男性作家と女流作家」人気作家「安藤桂甫と 清水久遊」

雛人形のスタイル「男性作家と女流作家」

平安時代から連綿と受け継がれてきた雛人形の文化は、明治維新の廃仏棄釈によってしばらくの途絶える事になります。NHK大河ドラマ「八重の桜」で京都守護職松平容保に雛人形師が雛祭りを残すように陳情する場面が描かれています。その後、雛祭りが復活した頃、初代安藤桂甫が雛人形の制作を始めます。そのことから三代続く安藤桂甫が現代作家の元祖と言うことになります。三代に渡り受け継がれ極められた雛人形の伝統美が多くの現代作家の基本となっています。初代、二代、三代と天皇陛下より褒章を授かる雛人形は国家が認めた作品と言っても過言ではありません。

女流作家清水久遊は、雛人形の伝統美を人が十二単衣を着た姿に限りなく近づけた作品です。十二単衣の仕立ても他の作家の追従を許さない繊細な仕上げになっています。その結果、人が十二単衣を着た姿に最も近い雛人形となっています。

どちらの作品も日本の人形芸術の傑作です。

「伝統の人形美を極める京雛の第一人者三代目 安藤桂甫」と「十二単の自然美を極める女流作家 清水久遊」

ドールコーディネーター平安春峰と日本の文化をこよなく愛する宮城さんが語る雛人形の世界

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