- 五月人形
人形のモリシゲ
平安春峰(ドールコーディネーター)
人形のモリシゲ
平安春峰(ドールコーディネーター)
五月五日は、今ではこどもの日と言われていますが、本来は端午の節句の行事として初節句に限らず多くの人々に祝われて来ました。端午の節句は、菖蒲の花が咲く時期(旧暦)でもあり、菖蒲の節句とも呼ばれ厄除けの宮中行事から鎌倉時代の武士のあいだで菖蒲は、尚武(武をたっとぶ)の言葉に重ね合わせ、武をたっとぶ節日として盛んに祝われました。写真の兜飾りは、初節句の飾りは勿論のこと端午の節句飾りとしてすべての方にお飾りいただけます。お孫さんのために初節句の鎧・兜を購入されたお客様が、帰り際に「家に飾ってみようかな…」と言って購入されることもあります。玄関先やリビングにチョコンと飾って端午の節句を楽しんでいただけるお飾りです。兜飾りで日本の伝統文化を楽しむ…大人の小粋な端午の節句飾りです。数年前、イラクに自衛隊が派遣されたおり、佐藤隊長が駐屯所の一室に、五月人形を飾っている場面が放映されていました。必要最小限の必需品以外持っていかない自衛隊が五月人形を現地に飾っていました。確か子供大将ケース飾りであったように思います。佐藤隊長の真意はわかりませんが、日本の伝統文化を通して生きるか死ぬかの極限状況の中で日本の誇りとJAPAN SPIRITを隊員に呼び覚まそうとされたのではないでしょうか。危機的状況に陥った時ほど、日本固有の伝統文化が、心に凛と響くのではないでしょうか。多くの人々が、コロナ禍でストレスを感じている現在、端午の節句飾りが、心を癒す役割を少しでも担ってくれることを祈るばかりです。
すっきりとシンプルなデザインは洋室にも似合います。
天然木の鍬形に透かし彫りを施した、今までにない兜飾りです。お飾りに松と鯉があしらわれており、「松鯉=しょうり=勝利」を呼び込む縁起のよいお飾りです。
叶結び 中心の結び目は、表が「口」の字、裏が「十」の字に結び合わせると「叶」という字になります。願いや思いを叶えるという意味を込めて子供の成長を願う兜につけました。